イノシシ・シカの特徴と被害

イノシシ

イノシシは東北以南で多く見られますが、最近では秋田や山形などでも目撃や捕獲情報があります。子供は体に縞模様があり、縞の模様が縞瓜に似ていることから、ウリ坊と呼ばれています。イノシシは雑食性で何でも食べます。臆病な性格のため夜に行動することが多いですが、昼間でも人気のない場所や、人に慣れたイノシシに遭遇することがあります。農作物の被害が中心ですが、街中に出没して人身被害を起こすこともあります。

シカはニホンジカやエゾジカなどいろいろな種類が日本全国に分布しています。植物全般を餌にしている。基本的には夕方や明け方の行動が多いですが、昼夜を問わず行動します。人里のように警戒しなければならないところでは人気のない夜間に行動することも多くあります。被害としては草食のため穀物、野菜、果物などの農作物を食べますが、樹皮を食べたり、自分の背の高さにある植物を食べつくすために保水力が失われ、土砂の流出が発生している場所もあります。

一般的なイノシシ・シカ対策と効果

イノシシの侵入対策としては、電気柵、ワイヤーメッシュ柵が効果的です。電気柵は設置後の維持管理が重要です。アースがしっかりできていないと思うような効果があげられません。また地面がコンクリートや乾いた地面の場合もアースが効かずに効果がでない場合もあります。プラスとアース線を平行に張る方法もありますが、2本の線に同時に触れる必要があるため、管理面でも問題があります。 ワイヤーメッシュ柵は高さ1m以上、イノシシは鼻先の力が非常に強いため、線径はφ3.2以上のものを設置する必要があります。これを設置しても下からのくぐり抜けでイノシシが侵入する場合があり、この対策として、金網と支柱を密着させるために柵の下部を地面と平行に直管パイプなどで挟んで固定することが有効です。 しかし、ワイヤーメッシュは高価です。また、電気柵、ワイヤーメッシュ柵のどちらの場合も川などのカバーできない箇所が発生します。

シカの侵入対策としては、ワイヤーメッシュ、電気柵、ネット柵が有効です。電気柵はイノシシ対策のところで述べたように、維持管理が大変になります。ネット柵は1.5m以上のものが必要になり、一定の効果はありますが、管理状態によっては、上部のたるみによる飛び越えとか、くぐり抜けが発生します。またワイヤーメッシュ柵とは異なり、簡単に穴を空けられるという問題も発生します。

シカ

ビーマックスのイノシシ・シカ対策

維持管理が大変な電気柵やワイヤーメッシュでも完全に侵入を防ぎきれない場合は、侵入経路にBBスイーパーのイノシシ・シカ用を設置します。また一定の間隔で柵と併用して装置を設置することが有効です。どうしても柵を設置できないような場所についてもBBスイーパーのイノシシ・シカ用を設置することでイノシシの侵入を防ぐことができます。

実際の効果を映像でご覧ください。

イノシシ
シカ